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ずっと前に書いた記事リード研究に出てきたガウジングマシンとかカマボコ材って
何?という質問をいただいたのでちょっと書いてみます。
丸材からリードを作るときに欠かせない工具がこのガウジングマシンです。
丸材を割って、内側を削る、いわゆる丸刃のカンナです。
長年使ってきたガウジングマシンをようやく刃研ぎ、調整に出しました。
精密加工の丸刃なのでなかなか自分では研げないんですよね。
ミヒェルのガウジングマシン
丸材(葦を乾燥させた物、直径約10mm)
これを縦に割ってちょうど良い長さに切ると
↓
こんな風になります。
そしてガウジングマシンで内側を削ると
↓
こうなるわけです。
私の場合は中心部の厚さが0.56~0.58mmくらいに
なるようにしています。
この状態をカマボコ材と言います。
興味のない人にはどうでもいい話ですね。
気が向いたらここからリードになるまでを書きます。
2007.11.22 | Comments(2) | Trackback() | リード
ちょっとマニアックな話です。
この写真はイングリッシュホルン用リードです。
わかる人にしかわかりませんが、なんか変ですね。
実はファゴット用リードの作り方で作ったチューブレスリードなのです。
音色はほんわかした柔らかい音がしますが、音程がとれません。
まだまだ研究しなければ実用にはならないでしょう。
実際これを作ったのは何年も前なのですが、それ以来、ほったらかしです。
またそのうち研究したいものです。
なんでこんなものを作ったのかというと、イングリッシュホルンはリードと楽器との
間につなぎ目が多すぎるような気がしたからです。
確固たる根拠があるわけではないですが、なんとなくつなぎ目は少ない方が
いいような気がします。
オーボエの場合、ケーン・チューブ・楽器、とつながっていますが、
イングリッシュホルンの場合は、ケーン・チューブ・ボーカル・楽器、と
一個余分に入ってます。
さらにチューブとボーカルが金属同士というのがなんだか気に入りません。
ボーカルを使うファゴットの場合は、ケーン・ボーカル・楽器、となっているので、
ファゴット形式にしてみたらどうなるのか、という好奇心から作ってみました。
当然こんなシェーパーもないのでハンドシェイピング。
さらに通常のイングリッシュホルンよりずっと長いケーンが必要ですが、
そんなガウジングマシンも無いので、2枚のカマボコを合わせて作りました。
2006.05.03 | Comments(2) | Trackback() | リード
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